SGS's Astro ルナー・レボリューション

 ソーラ・レボリューション図から事件の起こる時期を更に細かく算出する方法もありますが、経過の特別なものと言う設定の中ですから、その方向で考えてみましょう。太陽の他に、ライツとして特別な天体がもう一つあります。月のことです。太陽と同じに逆行することのない天体です。感受点としてはASCやMCも逆行しませんね。出生の月の位置に、経過の月が帰ってくる・・・それが月の回帰です。その時のチャートは次の回帰まで有効という回帰図の定石はそのまま当てはまります。また、経過の月が進行する月と合になるのも重要なエポックです。それぞれ作られたチャートの解析、判断の方法はソーラ・レボリューションと同じですが、効果期間が違う点に注意して下さい。また、ソーラ・レボリューションとルナー・レボリューションは独立したものではなく、ソーラ・レボリューションで示されている(判断できる)ことが、ルナー・レボリューションでひっくり返ることはありません。ここには論理的な整合性が必要です。ルナー・レボリューションで示された1カ月はソーラ・レボリューションの影響する12カ月の枠の中にあるのです。従って、充分に感受点位置を頭に入れていない出生図のルナー・レボリューションを使う際はH4で出生図、進行図、ソーラ・レボリューション、ルナー・レボリューションの設定を行い使います。